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18年度同窓会ガイダンス講演内容

 総務省東北総合通信局の福川と申します。
 今日は、現在の仕事の内容と卒業生へのアドバイスということでお話させていただきますが、 はじめに簡単に自己紹介をさせていただきたいと思います。
 私は、情報工学科出身でバスケ部の部長を務めておりました。情報工学科卒業後は専攻科に 進学し、情報システム工学を専攻、そして、専攻科修了後に、今勤務しております 総務省東北総合通信局に就職しました。
 私が勤務している東北総合通信局は、国の機関で、最近では主に、地上デジタル放送の 推進やインターネットを利用した架空請求などの苦情・相談窓口、ADSLや光といった ブロードバンド環境の普及・促進などの情報通信に係ること、そして、テレビ放送、 タクシー無線等、ある程度の強い電波を使用するときには許可が必要となりますが、 その許認可と、電波の監視や調査などを行っています。
 私の今の仕事は、情報通信に係ることですが、インターネットは全国に広く普及し、 今ではネットショッピングやチケット予約、災害情報の伝達など、生活するのになくては ならないような存在になっていますが、山間部などでは、民間の通信事業者だけでは採算が 取れず、インターネット環境が整備されていない地域があります。 このような地域を私たちはブロードバンドゼロ地域と呼んでいますが、仮にこのゼロ地域を これまでと同様に整備しようとすると、今まで整備するのに要した金額と同等の投資が必要に なると言われています。そこで、現在は、民間の通信事業者だけにまかせるのではなく、 自治体、大学及び民間の通信事業者と連携して、効率的な整備方法がないか調査・検討を 行っています。このほかにもいくつか業務はありますが、自分の生活に身近な内容であり、 とてもやりがいを感じています。
 次に、みなさんへのアドバイスですが、仕事のやり方というのは、業種や職場の雰囲気など で異なると思うので、それ以外のことで一つだけお話したいと思います。
 結論から言いますと、定期的に行える趣味を一つ以上持つことです。
 理由は、二つあります。一つは、単純にストレスの発散や気分転換のためです。
 もう一つは、生活のリズムを作るためです。学生の頃というのは、授業の時間割というのが あり、意識しなくても生活のリズムというものが守られていると思いますが、就職しますと、 出張があったり、会議が続いたりと、意識をしないと生活のリズムを守ることができません。 リズムを守るというのは、ストレスを貯めないことや体調を維持するという観点から、とても 大事なことです。
 また、リズムを作るというのは、健康管理だけではなく、人事異動などで新しい環境に 行ったときに、その環境に適応するためにとても大事なことです。昔、新しい環境に慣れる までには、3ヶ月かかるだろうと言われたことがあります。確かに、新しい環境に慣れる ということを考えると、そのくらいかかると思います。しかし、自分の生活を、新しい環境 でも行えれば、もっと速く慣れることができると思います。実際、私はバスケットを趣味の 一つとしており、今もクラブチームに所属して、週1回のペースで行っていますが、以前、 東京で1年間勤務をしたことがありました。東京に行った当初は、土地勘もなく、先行きが 不安なところもありましたが、はじめに、仙台にいたときと同じようにバスケットをできる 環境を探しました。一人で新しい環境に飛び込むというのは、多少パワーのいることですが、 入ってしまうととても居心地のいいもので、異動直後の慣れない仕事で疲れが溜まっていても、 週末のバスケで吹き飛ばすことができ、1ヶ月くらいで東京生活に慣れることができました。 あまり参考にならなかったかもしれませんが、興味を持った方は、自分の生活を新しい環境 でもできるよう取り組んでみてください。
 最後に、同窓会についてですが、電波高専から就職する人はだいたい決まった業種に 勤務されていると思いますが、就職するとOBの方が職場や関係企業にいることがあります。 OBの方が近くにいると、仕事がしやすく、いざというときに助けてくれたりします。ですので、 同窓会行事で交流を深めると、いろいろな話を聞くことができ自分にとってプラスになると 思いますので、都合のよいときだけでも、参加されるとよいのではないかと思います。
 以上で、私のお話を終わらせていただきますが、みなさんのこれからのご活躍を 願っております。
 ありがとうございました。

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