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18年度同窓会ガイダンス講演内容

KDDIテクニカルエンジニアリングサービス仙台支店の長です。

2000年春にこちらを卒業しましたので、皆さんよりも7つ先輩ということに なるかと思います。本日は縁あって、この場でお話しさせていただくこととなり ました。よろしくお願いします。さて、まずは私自身と仕事についてご紹介させ ていただきます。

電波の本科を卒業したのは先ほど言ったとおり2000年の春でした。R科卒で す。就職先は、今はなき「東北セルラー電話」という地元の携帯電話事業者でし た。皆さんの世代はセルラーと聞いてもピンとこないもしれませんが、今で言う KDDI−auの前身会社です。

当時、今のauはDDIセルラー・IDOグループとして全国9つの会社に分か れてました。auとしてブランド統合したのが2000年7月、DDIセルラー グループの合併によるau株式会社設立が2000年11月、先に3社合併をお こなって発足したKDDIに吸収されたのが2001年10月・・・。

入社した直後にグループ会社再編となり、気がついたときにはKDDIだったわ けです。このおかげ?でおもしろいことになりました、会社の同期に電波の同級 生が自分を含め3人もいます。DDI入社、IDO入社、セルラー入社の3名の 同級生が。いまのKDDIの若手に電波卒が沢山います。

会社名はどんどん変わりましたが、自分の実務内容は入社以来、大きく変わって いません。一言で言えば、事業用通信設備の運用・保守を実務としてます。

さて、携帯電話事業者に技術者として入社したので、当然のように無線アクセス の部分に係わることになると思ってたのですが、実際は網側、コアネットワーク 部の運用セクションに配属になりました。

具体的には、ネットワークセンター内にある、交換機やその他サービスノード系 通信設備の運用担当チームに配属され、KDDIとの統合後も携帯電話事業のみ でなく、KDDIの固定中継電話の設備も含めてKDDIの電話交換網の東北エ リア部分全ての運用を担当しています。

冒頭にKDDIエンジニアリングサービスの・・・。と紹介させていただきまし た。この通称K−テクノと呼んでいるこの会社、通信設備の運用・保守全般、電 設工事、人材派遣等を行うために2005年4月にKDDIの100%出資の子 会社として誕生しました。

発足してまだ2年足らずの出来立てホヤホヤの会社です。

今までに培ったKDDIネットワークの運用ノウハウをビジネスにしよう!とい う目的で設立された新しい会社なのですが、今の自分は、この会社にKDDIか ら出向して仕事をしてます。

仙台は40名程度の小さい事業所ですが、扱う範囲は大きく、4つの携帯電話の 無線アクセス網、移動体のコアNW、固定中継電話網(IP網化)、伝送路シス テム、通信網でもっとも重要なインフラである電力、空調設備の運用・保守を 行っています。

だいたい5−6名のチームでそれぞれを担当しており、多忙ながらも和気藹々と した、それでもシステム障害や災害時はピリっとした緊張感で徹夜しちゃうよう な、メリハリがあるいい職場です。

業界に対しての挑戦者の心持ちで頑張ってます。

さて、後輩へのメッセージとして、今日この場で何について話をしようかとても 悩みました。その中で、卒業後今まで7年間について振り返り気づいた、メンタ ル面での重要なことについてお話します。

社会人としての1番重要な心持ち、それは積極性じゃないかなと思います。

学生時代は、どうしても受動的な行動をとりがちですよね。今日のこの場も、 しょうがなく聞いてる人が多数だと思います。単位とるために授業を聞く、テス トだから勉強する、やらなきゃならないからしょうがなくやる。これじゃまずい んですよね。

仕事をしてて、与えられたことだけやる。これじゃ面白くないし、ただできる人 はえらくありません。自ら行動し、できた人がえらいんです。

人とのコミュニケーション、新しい出会い、新しい技術の習得、当然、仕事自体 に対して、自ら行動をとらないと何も得られないと思ったほうがいいです。

よく、「人間の能力の差なんかあって数倍、ただしやる気の差は何十倍、何百倍 にもなる」なんて言われますよね。

私が今日の事について打診を受けたときも、正直「面倒だな、恥ずかしいな」と いう気持ちが先行しました。断ることは簡単ですが、そこで断ってしまうと、何 にもならないんですよね。高専の現状を見ることはできず、同窓会の役員さんと お知り合いになる機会をなくし、めったにない人前で話す訓練もできない。失う ものはないような気がしますが、実は大きな機会損失です。

社会人になったら、ほんの少しだけ今より積極的になってみてください。

同窓会ガイダンスということですので、自分と同窓会−同窓生とのつながりにつ いて。実は、学生時代よりも、社会人になってからのほうが、「電波」を感じる と思います。

きっと社会にでてからさまざまな形で電波の同窓生の方と出会い、とても良く面 倒を見てもらうことになると思います。不思議なことに「仙台電波」ってだけで 不思議な信頼関係が生まれるんですよね。なぜか安心します。

同窓会の集まりもいくつかありますので、積極的に参加してみてください。私も 昨年はちょっとした縁があって、在仙交流会、同窓会総会へ参加してみたのです が、年配の同窓生の方々にもよくしてもらい、思った以上に楽しい時間がすごせ ました。

皆さんも卒業と同時に同窓生の仲間になります。遠慮する気持ちは置いといて、 是非、同窓生との交流に参加してみてください。

卒業まであと残りわずか、卒研の追い込みなんかで大変な時期と思いますが、学 生生活を十分楽しんでください。

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